オバマポスターにトレース疑惑

大統領選挙以降、オバマ新大統領のポスターとして全米で有名になった大統領のポスターが、AP社の所有する写真を無断で使用して作成されていたことが分かり、AP社と作者であるShepard Fairey氏が著作権を巡って裁判で争うことになった。Fairey氏側は、AP社の写真を参考にしたことは認めている物の、出来上がったポスターはオリジナルとは全く異なる、新たな創造物であり、参考として元写真を利用したのは法律が認める「Fair use」にあたると主張している。
Fair Use とは、似顔絵や風刺漫画などで他人の著作物を参考として利用する事を認めるもので、オリジナルに手を加えただけではなく、新たな作品として創造されているかが注目され線引きの判断が難しい。最近では、ラップグループ 2 Live Crewが出したOh Pretty Womanのパロディ、Pretty Womanが問題となったが裁判で、Fair Useと認められたケースがある。
Fairey氏はこのポスターが選挙でオバマのイメージを広めるのに役立ったとしてオバマ氏から直接謝辞を受けている。
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重ねてみるとわかりますが、デジタル的に元データを残してトレースしているのはまずいような気がしますけど。横に写真を置いて、白い紙に手で描くのと、元データを取り込んでプォトショップでレイヤーやフィルタ加工するのでは意味が違いますよね。日本でもよく、漫画家のトレース疑惑などが話題になりますが、あれはほとんど気がついた読者が勝手に盛り上がっているだけですが、今回は元の写真を持つAPの訴えなので行方が気になります。

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