第17回:Yahoo本社キャンパス、URL’s

大規模レイオフやマイクロソフトの買収オファーなどで連日騒がれている渦中の会社の社員食堂にお邪魔してきました。今回案内してくれたのは、メディア系のサービスを担当しているエンジニアで和食通でもあるブライアンです。



Yahooのメインキャンパスは、Mathilda Aveを北に進み101と237を超え、Firstと交差するところにあります。101から見えるミッションカレッジ横のビルが目立つので、あれが本社と思っている人も多いようですが、Jerry YangやDavid Filoがいるヘッドクォーターはこちらになります。今回、編集長も間違えてミッションカレッジキャンパスに行ってしまうところでした。
キャンパスに着いて、メインビルの前から携帯でブライアンに電話して待っていると、ものの数分でどこからともなくセキュリティが現れ、職務質問をされました。ここで待ち合わせなんだと答えると、先にレセプションで登録を済ませろと言われました。オープンなキャンパスが多いシリコンバレーでは珍しい厳重な警戒です。これも、時期的にいろいろな騒動のせいなのかと思ったら、ブライアンによると近所にレストランが少ないので、Yahooのキャフェに無断で入ってくる外部の人が多く問題になり、ランチ前後のセキュリティが厳しくなったそうです。無断で侵入したくなるキャフェはどんなクォリティなのか期待がつのります。

メインビルディングから、芝生の中庭を横断したところが、Yahooのキャンパスで一番大きいURL’s Cafeです。食堂の名称を確認しておこうとググってみたら(あ、ヤフればよかった)なんと、レストランクチコミサイトのyelpにもエントリーがあり、7つもレビューが投稿されていました。Yahooのカフェにはここの他にも、dot’s cafe など同じようにインターネットにちなんだ名前が付けられているそうです。
壁一面をが窓になっている明るいキャフェでは、買収問題などどこ吹く風といった様子で社員のみなさんが楽しそうに昼食をとっていました。メニューもアジア系、イタリアン、サンドウィッチ、ピザ、サラダバーなど豊富で食欲をそそるいい匂いが充満しています。

今日のチョイスはブライアンのお勧めでアジア・エスニックコーナーのスペシャル、マサラカレーセットを頂きました。二種類のカレーとライスの種類を選ぶことができ、ナンが2枚ついて$5.25。 飲み物はドリンクバーがレジの外にあり、何を取っても無料です。
飲み物無料といえば、キャフェ内の無料ソフトドリンクコーナーに加え、各ビルディング内にはスタバのようなコーヒースタンドがあり、キャラメルマキアートだの、ヘーゼル・ラテだの、流行りのフレーバーコーヒーが淹れたてで全部無料だそうです。オフィスでコーヒー無料くらい当たり前ですが、ちゃんとした淹れたてのコーヒーがいつでも無料で飲めるのは嬉しいですね。
カレーのほうは、5ドルという良心価格の割には十分なボリュームで良く煮込まれており、美味しく頂きました。これなら毎日でもOKです。実際、Yahooのメインキャンパスの周りにはレストランが少ないこともあり、ブライアンを含め毎日の食事をキャフェで済ますという人が多いそうです。このバリエーションと味なら、毎日でもいけそうです。

さて、念願のYahoo訪問がようやく決まった翌日に別のYahooの中の人から編集長にメールがあり編集長を招待してくださいました。偶然にも明日訪問予定ですが、是非合流しましょうということになり、ミッションカレッジのキャンパスから駆けつけてくれたのは、Yahooの中枢、検索エンジン部門で働く女性ソフトウエアエンジニアの松本さんです。検索エンジン部門のエンジニアとあっては、本業で検索順位に毎日悩まされている編集長としては、あんなことや、こんなことなど小一時間問い詰めたいことが沢山あったのですが、予想通り検索アルゴリズムに関するテクノロジーについては社外秘とのことで、教えてもらえませんでした。残念。でも、シリコンバレーを代表するインターネット企業で日本の女性がバリバリ働いている姿は格好いいです。最近は日本のメディアでもよくシリコンバレーで活躍するエンジニアが取り上げられますが、もっと松本さんのような女性を取り上げて、日本の女性エンジニアにもハイテクの聖地でどんどん挑戦して欲しいと思います。
実はYahooの食堂もSunやオラクルと同じで、ボナペティという業者が入っているのですが、ブライアンによると一時ラスベガスの有名レストランに就職が決まっている若いシェフがインターンで6ヶ月ほど別のビルのキャフェでメキシカンを担当していたことがあり、ボナペティが食材は提供するから好きなメニューを作ってという事で、毎日のようにユニークでかつ美味しいメキシカン料理が食べられた時期があり、そのころは毎日昼飯時になると社員がそのキャフェに殺到し、12時過ぎにはスペシャルが全て売り切れという時期が続いたそうです。是非そのときに呼んで欲しかったものです。

Googleとライバルとしてあげられることの多いYahooですが、社員食堂に限って言えば、Googleの全品無料で食材にこだわった自社レストランには到底勝てないものの、シリコンバレーの社員食堂としてはかなりいい線行っている方だと思いました。社員の皆さんもGoogleを敵対視しているのかと思ったら、Googleのサービスも活用していたりして、現場社員レベルでは周りが想像するほどライバル関係でも無いようです。社員食堂で周りを見渡したときの社員の皆さんの顔ぶれも、Geekっぽいけどオシャレという人が多く、どことなくGoogleのそれに近いように感じました。近々ミッションキャンパスのキャフェにもお邪魔する予定です。こちらのレポートもオタノシミニ。
今日のメニュー
マサラカレーセット:$5.25
ソフトドリンク:無料
お持ち帰りのチャイラテ:無料
ご馳走様でした。

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