いままでお伺いした社員食堂はどこもそれぞれおいしかったし、そもそも編集長は味にはうるさいほうではないので格付けはしない方針で来たのですが、 今回だけは例外です。 ズバリ、グーグル最強。 これまでにも、『社員食堂企画をやるならグーグルは外せない』とか、『グーグルで食べずにシリコンバレー の社員食堂を語る無かれ』、と噂には聞いていたのですが、実際おうかがいしてみて予想以上でした。 社員食堂に限らず、グーグルはびっくりすることが一杯 です。

検索エンジンで有名な誰もがお世話になっている Google。 ドットコムバブル崩壊もどこ吹く風の急成長を成し遂げ、今一番シリコンバレーで活気にあふれていると言われる Google。 もうすぐIPOで投資家の注目の的ともなっている Google。 今回はそんな Googleのマウンテンビュー本社キャンパスを同社のサーバ製品の品質管理をされている、フェルナンド・ブラガンザさんに案内していただきました。 料 理の鉄人シェフを雇っているとか、食材は全てオーガニックとか事前にいろいろ聞いていたので、今回は特にお腹をすかせてお邪魔したのですが、とても食いき れませんでした。

フェルナンドさんに案内されて食堂に入ると、すでに他の会社とはかなり違った空気が流れています。 その理由のひとつはテーブルの配置が他の社員食 堂の4~5人掛けの丸テーブルとは異なり、学食のように長いテーブルが何本も並べられています。 そこで平社員からエグゼクティヴまで並んで食事をするこ とで普段関係のない他部署の社員とも交流が持てるようにとの配慮だそうです。 充実の社員食堂のせいで誰も外に食事に行く人はいないので食堂は大混雑、熱 気に溢れている感じでした。

グーグルの食堂はアップル同様、外部の業者任せではなくすべて社内で運営されています。 従ってシェフのみなさんもお皿を洗っている人もみんなグー グル社員。 ストックオプションのおかげでうまく行けば数ヵ月後にはIPOでボロ儲け。 料理の内容もこだわりがあり、使用する食材は全てオーガニック。  グリルコーナーの魚は前の晩取れた魚をハワイから空輸したり、牛肉も最高級の契約農場から購入。 ボストンで活きのいいロブスターが取れた次の日はロブ スタースペシャルがあったりと、すでに社員食堂の域を大幅に乗り越えています。 そして、なんともびっくりなのが、これが全部食べ放題で無料ということで す。 ステーキ食おうが、ハワイから空輸された魚をグリルしてもらおうが、手作りのデザートもドリンクもみーんなタダ。 ちなみに丸いセラミックのお皿は ちゃんと赤・青・緑・黄色とグーグルカラー。

どうりで何か違うと思ったら、レジ待ちの行列が無いんです。 みんなテーブルとフードコートを自由に行き来して、自分のお皿にこれでもかというほど 料理を山盛りにしています。 中華、タイ、メキシカン、イタリアン、ハンバーガー、サンドイッチ、サラダ、グリル、スープバー、好きなところから好きなも のを好きなだけ取ってそのままテーブルに運ぶ。 足りなければもう一ラウンド。 編集長もアジア系コーナーから中華、タイヌードル、インドカレー、ライス サラダなどを盛り付けてしまったら、もうお皿に他のものを乗せるスペースがなくなってしまいました。 んでもって旨い。 味音痴の編集長にもわかるほどう まい。 新鮮。 食べ終えて腹を擦っていると、「取材に来たのなら是非デザートも食べてゆけ」とテーブルで隣に座っていた女性エンジニアが勧めるので、も う一度戻ってカスタードタルトを貰ってきました。 これまた旨い。 彼女はグーグルで働き始めた最初の1年で15パウンドも体重が増えてしまったそうで す。 聞けばそれはほとんどの社員が通る道だそうで、編集長もこんなところで働いていたら半年で体重が倍になりそうです。 とはいっても、食材も料理もヘ ルシー志向なので、慣れてくれば逆に外のファストフードよりずっと健康的とのこと。

食堂は夜も開いているので、熱心に残業する社員は夕食もここで済ませることができます。 中には一人暮らしで家に帰って食事をつくるのが面倒なので毎晩食堂で夕食をとってから帰宅する社員もいるそうです。

グーグルがすごかったのは社員食堂だけではありませんでした。 食事の後キャンパスを案内してもらったのですが、全てのビルの全てのフロアにスナッ クとドリンクのコーナーがあり、これももちろん無料。 また社内には共有スペースが贅沢に取られ、そこには卓球台やビリヤード台、ピアノなどがおかれてい ます。 各ビルの1階にはセグウェイ置き場があり、キャンパス内の移動に自由に使っていいとか。 シアトルのマイクロソフトに行ったときもキャンパスの各 所にピンボール台やアーケードゲームマシンが置かれていてびっくりしましたが、グーグルはその上を行っています。

これだけ恵まれた職場環境だとなかなか抜けられないようで、もちろんほとんどの社員はグーグルを愛する熱血社員なのですが、キャリアアップのステッ プとして数年のつもりでグーグルに就職したのに食堂に後ろ髪を引かれ止められなくなっているという人もいるそうです。 フェルナンドさんも「会社が社員を 大事にしてくれるということや、快適な職場環境で仕事できることは素晴らしいが、数年いるとスポイルされているような危機感を感じることがある」と語って いました。 編集長だったら喜んでスポイルされちゃいますけどね。

本日のメニューから

ちょっとずつ色々 $0
カスタードタルト $0
ドリンク $0

ご馳走様でした。

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