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サンの社員食堂で川原さんと飯を食いながら「こんなのあったら面白いかな」と盛り上がったのがきっかけで、情報発信というより個人的な興味メインで スタートした、「シリコンバレー社員食堂おじゃま企画」。 スタートから約一ヶ月の間に十社もの異なる社員食堂で昼飯を食べるというハイペースで進んでい ます。 これも皆、えたいの知れない「編集長」という怪しい人物の勝手な企画に快く協力してくださった皆さんのおかげです。 メール交換で協力を快諾して くださり社員食堂で始めてあったという人も沢山います。 皆さん、本当にありがとうございました。

食事の内容については、最初にお断りしておりますとおり編集長はグルメでもなんでも無いのであまり気にしていません。 多くの人と楽しい会話をしな がら喋るだけで、カップラーメンだって美味しく頂けちゃいます。 ですから、取材を依頼したときに「いえ、ウチの社員食堂はまずいっすから・・・」なんて 間違っても気にしないで下さい。 ここだけの話ですが、そもそも食事の内容そのものには最初からあまり期待していません。 嬉しい誤算はたくさんありまし たけどね。 編集長が興味を持っているのは飯のクォリティーではなく、社員食堂を通じてその会社のコーポレートカルチャーを垣間見ること、そして多くの人 に出会うことです。 もちろん記事としての食堂の取材とレポートもそれなりにやっているつもりです。

十件の社員食堂を回って気づいたことは、多くの食文化を持つ従業員に対して平等に受け入れられる味とメニューを準備することの大変さです。 結局万 人受けする内容になるのは仕方の無いことで、ユニークな料理で勝負する町のレストランとは条件が違いすぎます。 ところが、「万人受けする無難な味」とい うのはえてして「飽きやすい」という性格も合わせ持っており、長く勤める人ほど、社員食堂を利用しなくなる傾向があるのも理解できます。 また、アメリカ ナイズされた外国料理というものは本国の人にとっては耐え難いというケースが多いようで、日本人が「なーんちゃってジャパニーズ」が苦手なのと一緒で、 せっかく多国籍メニューを用意しているのに外人社員は自国の料理には近づかないという傾向も見られました。

社員食堂に入って中を見渡すと、アメリカ白人らしき社員の方が多く感じられます。 最初はシリコンバレーの大企業ともなると、町ですれ違う人種構成 比からは随分偏りがある社員構成だな、と思っていましたが実際のところは、「万人受けする無難な味」の社員食堂で毎日同じような飯を食っても飽きない人た ちが社員食堂に残っているのだと分かり、妙に納得してしまいました。 (アメリカ白人の味覚を馬鹿にしているわけではありません。 念のため。 (^^ゞ  )

各社の社員食堂ではできるだけ、他には無い特徴を探してレポートしていますが、実はこれまでの半分以上は同じ業者が食堂に入っています。 もちろん 会社ごとにシェフは違うし、スタイルも異なりますが、センターキッチンから運ばれてくる素材は同じ、レシピも同じならできる料理に大差が無いのは止むを得 ないことでしょう。 それでもそこで食事をする社員のみなさんの空気は一つとして同じではありません。 食堂の活気、品位、社員の服装、上下関係などほん の小一時間社員食堂にいるだけでなんとなくその会社の匂いが分かるから不思議です。

世の中に社員食堂を理由に会社を選ぶ人はいないと思いますが、社員食堂を通して感じる会社の雰囲気は職種や業績だけでは絶対に分からない会社を見る 重要な何かを語っていると思います。 これから転職を考えられている方は、一度社員食堂で先輩社員にまざって昼飯を食べてみるといいかもしれません。

というわけで、編集長の社員食堂ネットワーキング活動を続けつつ皆様にシリコンバレーの様々な社員食堂を紹介してゆくためにこれからも、東西奔走を 続けて行きたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。 どんなショボイ社員食堂でも、どんな不味いメニューでも大歓迎です。 気にせずお誘い頂けれ ばスケジュールと胃袋の都合が着く限り何処へでもお伺いいたします。