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ハードディスク発祥の地でカレーライスを食ってきた

IBM、IBMと言っていましたが、良く考えたら去年の一月に日立に買収されてから正式にはHGST(日立・グローバル・ストアレジ・テクノロジー ズ)である、旧IBM(HITACHI)のサンノゼハードディスク工場にお邪魔してきました。 シリコンバレーがその名で有名になる以前からあった歴史の あるキャンパスで、ハードディスク発祥の地としても有名です。 101を82につながる Blossom Hillで降りるといまでも交通標識に「Cottle IBM」と出ています。

かつて、全盛期には1万人の従業員が3シフトで日夜ハードディスクを生産した広大な敷地のキャンパスは、今は約三分の一の面積となっていますが、そ れでもこれまで訪問した各社のキャンパスの中で最大規模を誇ります。 最近ではハードディスク工場で働いていた従業員が癌になったことでIBMを訴えてい る裁判が進行中なことでも有名です。

ハードディスク開発部門を日立に売ったことで、このキャンパスは日立の所有となり中で働く社員もほとんどがそのまま日立の従業員となりました。 メ インゲートの横にもIBMより大きくHitachiの看板が掲げられています。 しかし、建物、社員、食堂を含め中身はほとんどIBMのまま。 ハード ディスク発祥の地のモニュメントとして有名なオブジェも健在です。

広大なキャンパスと膨大な社員を抱える社員食堂はその大きさでも、これまでの社員食堂と比べて飛びぬけて広いものでした。 建物のつくりが古いことと、広大な空間に長方形のテーブルが並んでいる様子は、日本人のイメージする「社員食堂」に最も近いかもしれません。

メニューのセレクションも豊富で、これまで紹介した食堂にあった類のコーナーはほとんどカバーしている上に、日立から来た多くの日本人従業員のため に、日本食コーナーもちゃんと用意されていました。 この「日本食コーナー」、今日のメニューはポークカレーだったんですが、まさに「社員食堂の味」。  他のコーナーにはちゃんと陶器のお皿もあるのですが、プラスチックの容器に自分で好きな量のご飯を盛って、カレーと福神漬けをかけて値段は重量売りの1オ ンス21 セント。 今回はこれに、サラダバーから1オンス32セントのシーザースサラダを頂いて日本の社員食堂風、カレーライス定食としました。

食べてみるとこのカレーライス。 良くも悪くも社員食堂の味そのまんまです。 なんだかホッとする味でした。 料金は重量精算なので、レジの秤に乗 せてそれぞれ料金を支払います。 写真の分量で編集長のカレーは約4ドルでした。 これにサラダとアイスティーをつけて $7.51。 せっかくカレーが純日本社員食堂風なのに、お会計はちょっとインフレ・シリコンバレー価格ですね。

今回、ご案内いただいたのは編集長が個人的にも親しくしていただいている鈴木さんです。 鈴木さんとは去年の夏に日帰りでヨセミテハーフドーム登頂 という無謀な企画でも色々とお世話になりました。 ソフトウエアのほかにもメカから日曜大工まで何事にも素晴らしいセンスと技術をお持ちで、先日も手作り のオリジナル焼き鳥マシーンで美味しい紫蘇豚焼きを頂きました。

本日のメニューから

カレーライス
シーザースサラダ
アイスティー

計 $7.51

ご馳走様でした。

チョット時間が空いてしまいましたが久しぶりに社員食堂へ取材に行ってきました。 第11回は日立データシステム(HDS)のサンタクララ本社キャ ンパスです。 ご案内してくださった手塚さん曰く、「美味しそうな社員食堂ばかり紹介されていますが、中にはウチのようにチットもたいしたこと無い社員食 堂もあるという代表で」と、いうことでしたが、とんでもありません。 全然オッケーです。 皆さん社員食堂に求める食の基準が高いのか、こういうコメント を良く聞きますが、本当に不味い飯に出会った事は一度もありません。 もし、「本当にウチの社員食堂は不味いです」という方がいらっしゃったら是非ご連絡 ください。 編集長が味見して本当に不味かったら、「番外編:不味い社員食堂シリーズ」として社名を出さずに紹介させていただきます。

本社キャンパスのメインビル内にある社員食堂「Hi Cafe」では、朝食(7時から10時)と昼食(11時15分から2時)、スナック(2時から3時)の営業を行なっており、日替わりのメニューを毎週オン ラインで確認することができます。 食堂にはお好みでメイン、グリル、バフェ、to GO、のコーナーがありこの他に、シェフが目の前で調理してくれるエキシビションというコーナーがあります。 実はこのエキシビションコーナーのシェフが 食堂の名物で、いつもしかめっ面ながら手際よく謎のアジア料理を調理してくれるそうです。 一緒に食事をさせていただいた矢川さんはこのシェフのファン で、ほぼ毎日彼の料理を主食としているそうです。 残念ながら今日はパフォーマンス系の調理はありませんでしたが、「ムッツリ」顔は拝ませていただきまし た。 このシェフとの付き合いが長い矢川さんは、ムッツリ顔の下に潜む彼の表情を読み取れるまでになったそうです。

で、編集長が今日頂いたのは「ポレンタとラムと野菜たっぷりのシチュー」です。 ポレンタはトウモロコシの粉で作ったイタリアの料理で、イタリア版 のグリッツって感じです。 これに柔らかいラム肉がたっぷり入ったシチューが良く合い、パンですくいながら美味しく頂きました。 できればお代わりした かったくらいです。 こんなメニューが毎日食べられるのに、昼はほとんど外に食べに行くという手塚さんは贅沢です!

外のテラスで食事の後、名物シェフを拝みにもういちど食堂の中に入ると、日本人のグループがちょうど食事を終えたところでした。 皆さん、本社から 駐在でこられている優秀な研究員の方で、今日はちょうどミーティングがありそのままみんなで食事となったそうです。 ちょっと席にお邪魔して色々お話をお 伺いさせていただきました。

HDSは日本の日立製作所の大型記憶装置、ディスクアレイを販売するアメリカの本社です。 私達のパソコンに搭載されているハードディスクの 1000倍(テラバイト)、百万倍(ペタバイト)という大容量の記憶装置を、銀行や交通機関の発券システムなど、大規模なデータベースが必要なシステムに 向けて販売とサービスを行なっています。 日立ではこの分野に早くから注目し研究開発を続けていたおかげで、現在では世界的にもトップシェアを誇り、HP やSUNなどにも OEM供給をおこなっているそうです。 ユーザの声を大事にする研究開発の姿勢は今も変わらず、約500人の社員が営業、マーケティング活動を行なってい るHDS本社には、常時30人前後の研究員の方が日本から技術サポートと研究開発のために現地に駐在されています。

食事の後、実際にこれらの装置が置かれているラボを見学させていただきましたが、数千万円から数億円という冷蔵庫のような装置がズラっと並んだ姿は 圧巻でした。 企業のデータセンターではこうした装置を運用してお金には換えることの出来ない大事なデータを保存しているわけです。 顧客情報からマルチ メディアまでありとあらゆる情報がデジタル化されている今日、それを安全に保存していつでも瞬時にアクセス可能な状態にしてくれているわけです。

本日のメニューから

Lamb Stew w. Currants, Spinach, Orange & Sage over Soft Polenta $4.85
Iced Tea $0.75

ご馳走様でした。

(写真下:ビジネスデベロップメントディレクターの手塚さんとSANソリューションラボの研究員の皆さん)