アラスカ航空は、2025年8月19日よりサンフランシスコ国際空港(SFO)発の2つの主要路線を廃止する。対象となるのは、ワシントン・ダレス国際空港(IAD)への1日2便と、シカゴ・オヘア国際空港(ORD)への1日1便の直行便である。これにより、SFO-IAD間の直行便はユナイテッド航空の独占となり、SFO-ORD間はユナイテッド航空とアメリカン航空の2社体制となる。SFGATE
アラスカ航空の関係者は、これらの路線における需要の減少が、経済の不確実性や政府関連の出張需要の減少と関連している可能性があると述べている。
一方、同社はサンディエゴ国際空港(SAN)での路線拡充を進めており、2025年8月20日からフェニックス(PHX)への直行便を新設し、10月4日からはシカゴ・オヘア(ORD)およびデンバー(DEN)への直行便をそれぞれ1日3便運航する予定である。さらに、10月26日からはサンディエゴ発着のサンノゼ、サクラメント、ラスベガスへの便数を1日6便に増やす計画である。
これらの拡充により、アラスカ航空と提携するハワイアン航空は、サンディエゴから44都市への直行便を提供し、1日あたり90便以上の運航を行うこととなり、同空港での主要航空会社としての地位を強化することになる。