カリフォルニア州オークランドの「Baba’s House」は、19世紀に中国で生まれた伝統的な麻雀を通じて地域コミュニティを結びつけている。毎週水曜から土曜に営業しており、麻雀のプレイを楽しみながら交流が行われる。共同創設者のアラン・チェン氏は、麻雀を「コミュニティの障壁を壊す手段」と位置づけ、初心者向けの無料レッスンも提供している。
このラウンジは、チェン氏と婚約者のジェン・ルイ氏が共同で設立し、彼らのパートナーでシェフのエマン氏も運営に参加している。「Baba」という名称は、ルイ氏の亡き父に敬意を表し、中国語で「父」を意味する言葉に由来する。二人は中国系アメリカ人としてのアイデンティティを大切にし、移民の子供たちが文化を強化し共有する場としてこのスペースを創り上げた。
2020年のアジア系アメリカ人に対するヘイトクライムの増加時には、Baba’s Houseは地域コミュニティに癒しの場を提供し、多様な人々が尊重し合う空間として支持を集めた。また、今年5月には「13 Orphans」というスピークイージーも新たに開設され、中国伝統薬膳素材を使ったカクテルも提供している。
Baba’s House connects East Bay community through Mahjong | KRON4