カリフォルニアハイウェイパトロール(CHP)は、従来の白黒パトカーとは異なる新型の低視認性パトロール車両「ダッジ・デュランゴ」を導入し、ベイエリアの高速道路での取締りを強化している。これらの車両はグレーやパープルなど目立たない色で塗装され、ライトやロゴも目立たない仕様となっており、交通違反者が警察車両と気づかずに違反を犯すケースが続出している。
CHPヘイワード支局のジェニファー・パブスト巡査は、KRONの取材班と共にインターステート880号線を巡回し、携帯電話の使用やスピード違反、危険な車線変更など、違反行為を次々と検挙した。中には65マイル制限の区間で80マイル超の速度で走行していた車両もあったという。
違反者の一人であるサンレアンドロ在住のブランドン・マセド氏は、「普段からやってしまっていることなので、いずれこうなると思っていた」と述べた。また、スピード違反で停止されたアンジェラ・ナス氏は「忙しい日常の中で遅刻を避けたい気持ちはあるが、早めに出発すべきだった」と反省の言葉を口にした。
CHPによると、カリフォルニア州内で年間約40万件発生する事故のうち、およそ30%に速度超過が関係しているという。CHPは5月末までにこの新型ステルス車両を州内で100台配備する予定で、その一部はすでにベイエリアで稼働を開始している。パブスト巡査は「即時の取り締まりが可能で、安全性の向上に大きく貢献している」と話している。
カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(CHP)、目立ちにくい新型パトカーを導入 – シリコンバレー地方版
New generation of CHP squad cars hitting Bay Area roads | KRON4