カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は、トランプ前大統領が国際緊急経済権限法(IEEPA)を用いてメキシコ、カナダ、中国からの輸入品に対して課した関税措置に対し、連邦裁判所への提訴を発表した。ニューサム知事は、これらの関税がカリフォルニア州の家計や企業に混乱をもたらし、価格の上昇や雇用の脅威を引き起こしていると指摘している。
提訴は、サンフランシスコにある連邦地裁にて行われる予定であり、IEEPAの適用が議会の承認なしに行われたことの違法性を主張する。ニューサム知事は、カリフォルニア州の農業や製造業がこれらの関税措置によって数十億ドルの損害を被っていると述べ、州の経済と雇用を守るために法的手段を取る必要があると強調している。
また、ニューサム知事は、カリフォルニア州の輸出品が報復関税の対象とならないよう、各国に対して免除を求めているが、現時点で具体的な合意には至っていない。
California will sue to stop Trump from imposing sweeping tariffs – NBC Bay Area