2025年2月および3月において、カリフォルニア州の観光業は大きな打撃を受けた。特にカナダからの訪問者数は前年同月比で15.5%減少し、他にもメキシコやイギリスからの観光客数も減少傾向を示している。
この減少の背景には複数の要因がある。まず、カナダドルの為替レートが2024年11月末にかけて弱含んだことが、カナダ人観光客の購買力に影響を与えた。さらに、ロサンゼルスで発生した大規模な山火事や、米国とカナダ間の貿易摩擦による関税問題なども、観光需要の低下に寄与していると考えられる。
また、サンフランシスコのフィッシャーマンズ・ワーフを訪れた観光客からは、カリフォルニア州の物価の高さに対する驚きの声が上がっている。ブラジルからの旅行者は、「1ドルが6レアルで、私たちにとっては大金だ」と述べ、スイスからの観光客は「一部の食品はスイスよりも高価で、少し驚いた」と語っている。
これらの要因が重なり、カリフォルニア州の観光業は厳しい状況に直面している。今後の回復には、為替レートの安定化や自然災害への対応、国際関係の改善など、多方面での取り組みが求められる。




