カリフォルニア州の人口は、2024年に前年比で約10万8千人増加し、総人口が3,950万人を超えた。これは、COVID-19パンデミックによる減少を経て、2年連続の人口増加となる。主な要因として、出生数の増加、65歳以上の高齢者人口の増加、そして合法的な移民の増加が挙げられている。特に、2021年から2024年にかけての合法的な移民数は、約65万5千人と報告されている。
州内の主要都市では、ベーカーズフィールドやサンディエゴなど7都市で人口が増加した一方、サンフランシスコ、サンノゼ、アナハイムではわずかな減少が見られた。郡別では、ロサンゼルス郡が2万8千人の増加を記録し、コントラコスタ郡とモノ郡では小幅な減少が報告された。
ギャビン・ニューサム州知事は、この人口増加を州の経済成長の証とし、カリフォルニア州の経済規模が日本を上回り、世界第4位となったことを強調した。
一方で、共和党の議員らは、住宅費の高騰やホームレス問題などが依然として州民の流出を招いていると指摘し、州の政策に対する批判を続けている。
NBC Bay Area: California’s population grew again in 2024