カリフォルニア高速鉄道、民間投資誘致に向け州の返済保証を検討

California High-Speed Rail Authority

カリフォルニア州の高速鉄道プロジェクト(CAHSR)は、サンフランシスコとロサンゼルスを3時間以内で結ぶ計画であるが、当初の2020年完成予定から大幅に遅延し、現在の総工費は1,000億ドルを超えている。​このような状況の中、新たに就任したカリフォルニア高速鉄道局(CHSRA)のCEO、イアン・チョードリ氏は、民間投資家からの資金調達を図るため、州が返済を保証する仕組みを提案している。 ​

プロジェクトはこれまで、州の一般財源保証債(Proposition 1A)やキャップ・アンド・トレード制度による収益、連邦政府からの助成金などで資金を調達してきたが、これらの資金は枯渇しつつある。​特に、セントラルバレー区間の建設資金を2026年半ばまでに確保する必要があり、財政的な圧力が高まっている。 ​

チョードリ氏は、州が民間投資家に対して返済を保証することで、必要な資金を迅速に調達できると主張している。​この提案は、州議会やニューサム知事の政権と協議中であり、今後の法的・財政的な課題をクリアする必要がある。​

プロジェクトの進捗状況としては、セントラルバレーの一部区間で建設が進んでいるものの、全体の完成にはさらに数十年を要する見込みである。​また、連邦政府からの追加資金や州のキャップ・アンド・トレード制度の延長など、安定的な資金確保が求められている。

California high-speed rail leader pushes for private investment – NBC Bay Area

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