サンタクララ郡が実施したラティーノ住民を対象とした健康評価調査により、同地域におけるラティーノコミュニティの健康と教育に関する深刻な格差が明らかとなった。調査は、郡のシルビア・アレナス監督官の要請により2年前に開始され、地域課題の特定と解決策の提案を目的としていた。
主な調査結果は以下の通りである:
- 郡人口の約25%がラティーノである。
- ラティーノの小学3年生のうち、数学の習熟度が基準を満たす割合は53%であり、郡全体の75%と比較して低い。
- ラティーノ住民は、南湾地域において他の人種・民族グループと比較して糖尿病による死亡率が高い。
- 郡の保護観察局により拘留された未成年者の77%がラティーノである。
この調査は、過去10年以上にわたり実施されていなかったものであり、今回初めて政策提言も含まれている。提言では、安全で平和な地域社会の構築、経済的安定の機会、適切な住宅、教育の提供など、健康と福祉の向上に向けた取り組みが求められている。
アレナス監督官は、「私たちのコミュニティはデータ上で見過ごされ、資金面でも忘れられてきた」と述べ、今後の政策変更にこの報告書を活用すべきだと強調している。
詳細な調査結果は、サンタクララ郡の公式ウェブサイトにて閲覧可能である。
Santa Clara County Latino health assessment results – NBC Bay Area