サンノゼでデング熱媒介の侵入種「ネッタイシマカ」確認、住民に警戒呼びかけ

2025年4月、カリフォルニア州サンタクララ郡のサンノゼ市南部サンタテレサ地区において、侵入種であるネッタイシマカ(Aedes aegypti)の個体が確認された。​この蚊は、デング熱、ジカ熱、チクングニア熱、黄熱などの感染症を媒介する可能性があり、昼間に活動し人を積極的に刺す特性を持つ。​郡のベクターコントロール部門は、住民に対し、庭や住居周辺の水たまりを除去し、蚊の発生源を排除するよう呼びかけている。 ​

ネッタイシマカは、黒と白の縞模様が特徴で、主に人間の血を吸う。​飛行距離は約150メートルと短く、繁殖地の近くで活動する傾向がある。​この蚊は、サンタクララ郡内の他の地域でも過去に確認されており、2024年にはサンノゼ、ギルロイ、サンタクララの6か所で計388匹が捕獲されている。 ​

郡当局は、ネッタイシマカの定着を防ぐため、住民に以下の対策を推奨している:​

  • 屋外の容器や水たまりを定期的に清掃し、蚊の卵を除去する。​
  • 昼間に活動する蚊に注意し、長袖・長ズボンの着用や虫除けの使用を心がける。​
  • 不審な蚊を発見した場合、郡のベクターコントロール部門に報告する。​

現在、サンタクララ郡内でネッタイシマカによる感染症の市中感染は報告されていないが、海外からの帰国者による輸入症例が増加しており、2020年の7件から2024年には49件に増加している。​これにより、感染症の地域内伝播のリスクが高まっている。 ​

郡当局は、ネッタイシマカの定着を防ぐため、住民の協力が不可欠であると強調している。​詳細な情報や報告方法については、サンタクララ郡の公式ウェブサイトを参照されたい。

‘Aggressive,’ day-biting mosquitoes capable of spreading dengue invade San Jose

Mosquitoes | Vector Control District | County of Santa Clara

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