サンノゼ市は今夏から、市内の交通安全向上を目的として新たにスピード違反取締カメラと赤信号監視カメラの設置を開始する。これはカリフォルニア州の新法に基づくパイロットプログラムの一環であり、サンフランシスコ市に続く取り組みとなる。
市は2025年中にスピードカメラ33台を設置予定で、設置場所は過去に速度超過や事故の多かった地点に集中させるという。スピード違反に関しては、制限速度を時速11マイル以上超えた場合に検知され、初回は警告、以降は速度に応じた50ドル以上の罰金が科される。ただしこれらの違反は運転記録には反映されず、撮影された車両の後方ナンバープレート画像は処理完了後60日以内に削除される予定である。
一方、赤信号監視カメラは4台設置され、2025年7月から運用開始予定。赤信号での直進違反やローリングストップ(完全停止なしの右折)を検知し、最大486ドルの罰金が科される。こちらは運転免許記録にもポイントが付加され、違反映像は調査終了から2年後に削除される。赤信号カメラの試験運用は1年間で、市予算から73万3000ドルが拠出される。
スピードカメラの導入には5年間で1540万〜1790万ドルが見込まれており、資金の一部として前政権下で承認された連邦補助金850万ドルが充当される予定だが、条件見直しにより現時点での使用は未定である。
市は今後、導入予定地周辺で住民向け説明会を開催予定としており、詳細はサンノゼ市の公式サイト(sanjoseca.gov)で確認可能である。
San Jose to install new speed, red light cameras – NBC Bay Area
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