サンフランシスコ在住の高校テニスコーチ、ダン・リンリー氏は、Waymoの自動運転タクシーが自身の高価なテニス用具を積んだまま走り去ったとして、同社に対し12,500ドルの損害賠償を求める小額訴訟を提起した。
2025年2月7日午後5時30分頃、リンリー氏はゴールデンゲートパークでWaymoの車両から降車したが、トランクが開かず、アプリからも開けることができなかった。カスタマーサービスに連絡したところ、対応中に車両が走り去ってしまった。
トランク内には、テニスボールの入った大型ダッフルバッグ、ポータブル教習カート、ボールホッパー、個人用ラケットなどが含まれていた。これらの用具がないため、リンリー氏はレッスンを提供できず、収入にも影響が出ている。
WaymoはNBCベイエリアの取材に対し、現在も調査中であり、乗客と連絡を取り合っていると述べた。しかし、リンリー氏は「忘れ物ではなく、車に持ち去られた」と主張し、対応に不満を示している。
この件は、自動運転車の利用における新たな課題を浮き彫りにしており、利用者は荷物の管理に一層の注意が必要である。
San Francisco tennis coach says a Waymo drove off with pricey equipment – NBC Bay Area