サンフランシスコ・ユニオンスクエアのサックス・フィフス・アベニュー、5月10日で閉店へ—27年の歴史に幕

2025年4月23日、サンフランシスコ・ユニオンスクエアに位置する高級百貨店「サックス・フィフス・アベニュー」が、5月10日をもって閉店することが発表された。​同店は1997年から営業を続けており、カリフォルニア州内では数少ない店舗の一つであった。

閉店の決定は、2024年に実施された予約制ショッピングへの移行や人員削減に続くもので、長期的な成長戦略の一環とされている。​親会社であるサックス・グローバルは、同じく傘下にあるニーマン・マーカスとの統合計画はないと述べているが、サンフランシスコ店のスタッフにはニーマン・マーカスへの異動や退職金の提供が行われる予定である。​

今回の閉店により、カリフォルニア州内のサックス・フィフス・アベニューは、ビバリーヒルズ、コスタメサ、パームデザートの3店舗のみとなる。​顧客には、パロアルトのフィフス・アベニュー・クラブやオンラインショッピングの利用が推奨されている。​

一方、ユニオンスクエア周辺では、新たな店舗の開業が予定されており、来月には任天堂の旗艦店がオープンするほか、2026年にはZARAの4階建て店舗がポストストリートに開店する計画が進行中である。​これらの動きは、同地区の再活性化への期待を高めている。

Longstanding department store to close for good in SF’s Union Square

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