チャン・ザッカーバーグ・イニシアチブ、住宅支援プログラムへの資金提供を停止
チャン・ザッカーバーグ・イニシアチブ(CZI)がベイエリアの住宅危機に対応するために立ち上げた住宅支援プログラムへの資金提供を停止することを決定した。2019年にフェイスブック(現メタ)の創業者マーク・ザッカーバーグと妻プリシラ・チャンが設立したパートナーシップ・フォー・ザ・ベイズ・フューチャー(Partnership for the Bay’s Future)は、住宅供給増加と住宅価格引き下げを目的としていた。
CZIの広報担当者によると、この決定は住宅分野における「学びと進化」の結果であり、組織としては気候変動や刑事司法改革、人工知能など他の分野に焦点を移すとしている。CZIはこれまで住宅関連のイニシアチブに5億ドル(約760億円)以上を投資してきた。
パートナーシップ・フォー・ザ・ベイズ・フューチャーは当初、10億ドル(約1,520億円)を投じて10年間で約8,000戸の住宅建設を支援する計画だった。しかし、組織の代表者によれば、プログラムは存続するものの、新たなリーダーシップと資金源を模索しているとのことである。
この決定に対し、ベイエリアの住宅専門家からは批判の声が上がっている。非営利団体「テクノロジー・エクイティ・コラボレイティブ」のレン・シャープ氏は、テクノロジー企業がコミュニティに残した問題から「逃げ出している」と批判している。
また、CZIが資金提供していたいくつかの住宅関連プログラムは、資金源を失い活動中止を余儀なくされている。サンフランシスコの「コミュニティ・アウトリーチ・アンド・エンゲージメント・プログラム」は昨年秋に終了し、サンマテオ郡とレッドウッドシティの「プロテクション・アンド・プリザベーション・プログラム」も今年5月末までに終了する予定である。
NBC Bay Area「Chan-Zuckerberg Initiative Stops Funding Housing Programs」




