ナパのワインメーカー、希少な日本原産ブドウ「甲州」を用いたワインを米国で初めて生産

Kazumi Wines

カリフォルニア州ナパ郡のワインメーカー、ミシェル・サカザキ氏が、米国で初めて日本原産の希少なブドウ品種「甲州」を栽培し、ワインを生産した。彼女が設立した「カズミ・ワインズ」は、ナパバレーの伝統と日本のワイン文化を融合させた新たな試みである。

甲州は、日本の山梨県で1000年以上栽培されてきた淡いピンク色のブドウであり、爽やかな酸味と繊細な風味が特徴とされる。サカザキ氏は、2017年のナパの山火事で家族のブドウ園が被害を受けたことを契機に、UCデイビスの苗木サービスから甲州の苗を入手し、2018年にナパの自宅の裏庭で試験的に栽培を開始した。

現在、彼女はナパ南部とオークノール地区で甲州を栽培しており、ワインの約半分は日本に輸出され、東京や京都のミシュラン星付きレストランで提供されている。残りは、ニューヨークのグラマシー・タバーンやジャン・ジョルジュなどの高級レストランで提供されている。

サカザキ氏は、「甲州を米国の消費者に紹介できることを光栄に思う」と述べ、自身の日本と米国のルーツを重ね合わせたワイン作りに誇りを持っている。

Napa winemaker 1st in US to produce wine from rare Japanese grape | KTVU FOX 2

Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

Ads Blocker Detected!!!

いつもシリコンバレー地方版をご愛読頂きありがとうございます。シリコンバレー地方版の運営は広告収入で成り立っています。アドブロッカーの無効化をお願いします。