カリフォルニア州フリーモント市のナイルズ地区にあるデ・サール・テラスの住宅で、死亡したコウモリが見つかり、アラメダ郡公衆衛生局の検査により狂犬病ウイルスの陽性反応が確認された。現時点で人間や他の動物への曝露は報告されていないが、予防措置として、該当する住民の飼い犬は再度ワクチン接種を受け、30日間の隔離措置が取られている。
アラメダ郡のベクターコントロール職員は、コウモリが発見された地域の住民に対して戸別訪問を行い、注意喚起を行っている。これまでに同地域で他の狂犬病に感染したコウモリの報告はない。
当局は、コウモリやスカンク、キツネ、コヨーテ、アライグマなど、狂犬病を媒介する可能性のある野生動物との接触を避けるよう市民に呼びかけている。特に、病気や負傷しているように見える動物であっても、触れたり餌を与えたりしないよう注意が必要である。
狂犬病は脳や神経系に影響を及ぼす致命的なウイルス性疾患であるが、曝露後すぐにワクチン接種を受けることで発症を防ぐことが可能である。コウモリに触れたり、咬まれたりした可能性がある場合は、直ちに医療機関を受診し、アラメダ郡公衆衛生局(電話:510-267-3250)に連絡することが推奨されている。
予防策として推奨される措置:
- すべての犬や猫に対して狂犬病ワクチンを接種する。
- 特に3か月未満の子犬は敷地内に留めておく。
- 人間が動物に咬まれた場合は速やかに報告する。
- 野生動物に餌を与えたり、触れたりしない。
- 屋外にペットフードを置かない。
- ゴミ、薪、茂み、空洞のある丸太など、野生動物の隠れ場所となるものを取り除く。
- 屋根付近の1/4インチ以上の隙間を塞ぎ、屋根裏の通気口には1/4インチのメッシュを使用してコウモリの侵入を防ぐ。
病気や死亡したコウモリを自宅や庭で発見した場合は、直接触れず、フリーモント動物サービス(電話:510-790-6635)またはアラメダ郡ベクターコントロール(電話:510-567-6800)に連絡することが推奨されている。
Dead bat found in Fremont tests positive for rabies – NBC Bay Area