ソラノ郡ベニシア市にあるバレロ製油所で大規模な火災が発生し、黒い煙が広範囲に広がっている。ベニシア消防署によると、この火災は5月5日日曜日の午後に製油所内で発生した。
消防当局は午後1時30分頃に出動し、現場で活動を続けている。火災発生から数時間後も、黒煙が空高く上がっている様子がライブ映像で確認された。
この火災に対応するため、コントラコスタ郡消防局も応援に駆けつけた。バレロ社の広報担当者によると、製油所の緊急対応チームが消防隊と連携して消火活動に当たっている。
現時点で負傷者の報告はなく、火災の原因については調査中である。また、周辺地域への避難指示は出されていないが、当局は住民に対して窓を閉め、不要な外出を控えるよう呼びかけている。
ベイエリア大気質管理区(Bay Area Air Quality Management District)は、火災による大気質への影響を監視していると発表。特に呼吸器疾患を持つ人々に注意を促している。
この製油所はバレロ・エナジー社が所有・運営する施設で、カリフォルニア州内で最も大きな製油所の一つとされている。日産処理能力は約17万バレルで、主にガソリンやディーゼル燃料、ジェット燃料などを生産している。