カリフォルニア州ベニシアに位置するバレロ社の製油所が、2026年4月までに操業を停止または再編する計画を発表した。この製油所は、州内で稼働する9つの製油所の一つであり、日量約14万5,000バレルの原油を処理している。閉鎖が実現すれば、州の製油能力の約9%が失われることとなる。
バレロ社は、カリフォルニア州の厳格な環境規制や高コストを主な理由として挙げており、これには過去の有害物質排出に対する8,200万ドルの罰金も含まれている。同様に、フィリップス66社もロサンゼルスの製油所を閉鎖する計画を進めており、これらの動きにより、州全体の製油能力が約30万バレル減少する可能性がある。
専門家は、製油所の減少がガソリン価格の上昇や供給の不安定化を招くと警告している。特に、カリフォルニア州は他地域とのパイプライン接続がなく、アジアや中東からの輸入に依存しているため、供給網の脆弱性が指摘されている。
現在、カリフォルニア州の平均ガソリン価格は1ガロンあたり4.85ドルで、全国平均よりも1.69ドル高い。ベイエリアでは、サンフランシスコで5.04ドル、サンタクララで4.94ドル、アラメダで4.97ドルと、さらに高値を記録している。
バレロ社は、今後の操業停止に伴う地域経済や雇用への影響を認識しており、関係者と協力して対応策を検討するとしている。一方で、専門家はガソリン価格のさらなる上昇を避けるため、州が輸入体制の強化や供給網の多様化を図る必要があると指摘している。
Bay Area refinery closure could be ‘huge blow’ for Calif. drivers




