サンフランシスコのミシュラン星付きレストラン「オシト」が閉店することを発表した。オーナーによると、この決断はサンフランシスコの経済状況が主な理由だという。
レストランの共同オーナーであるジャネット・ラウフマンとビル・ラッセルは、5月1日水曜日にSFゲートに閉店の決定を語った。「オシト」は2022年に開業し、わずか1年でミシュラン一つ星を獲得していた。
オーナーたちは「サンフランシスコのダウンタウンがコロナ禍から回復していない」と説明。オフィスワーカーの減少が彼らのビジネスに大きな打撃を与えた。「週末の売上は素晴らしいが、平日の売上が足りない」と彼らは述べている。
ラウフマンによれば、彼らのレストランは本来10年以上の長期契約でスタートしたものの、「新型コロナウイルスとそれに続く政治的な混乱」により状況が変化した。さらに、地域の薬物使用と犯罪の増加も客足減少の一因だと指摘している。
今後、オーナー2人はワシントンDCに移り、新たなレストランをオープンする予定である。彼らはすでにDCに「アルマ・ココーナ」というレストランを所有している。
記事によれば、サンフランシスコでは2020年以来、20以上のミシュラン星付きレストランが閉店している。「オシト」の最終営業日は5月11日日曜日のマザーズデーブランチとなる。
Osito Restaurant SF, Michelin-star restaurant, to close its doors | KRON4