カリフォルニア州中部、モントレー郡のロス・パドレス国立森林にあるベンタナ・ウィルダネスで、大規模な違法カンナビスの栽培を行っていたとして、メキシコ国籍のハシント・コレア・クルス被告が連邦裁判所から5年の懲役刑を言い渡された。加えて、35,074ドルの賠償と3年間の保護観察が科された。
被告は2022年7月、24万エーカーに及ぶ保護区内で違法栽培地が摘発された際に逮捕された。この地域は多数の絶滅危惧種が生息する生態系の重要拠点である。2020年には、同地域内で発生したドラン火災が違法栽培者の不始末によって引き起こされたとされ、これをきっかけに調査が進められていた。
今回の判決は、連邦保護区における違法な環境破壊行為への厳格な対応姿勢を示すものであり、今後の摘発や予防措置の強化が求められている。
出典:
CBS News