新型のCOVID-19サブバリアント「ニンブス」、正式名称NB.1.8.1がカリフォルニアを含む世界で急速に拡大している。世界保健機関は5月23日に同バリアントを「追跡対象バリアント」として指定しており、現在大きな脅威とは見なされていないものの、その拡散速度に懸念が示されている。この変異株は初期感染やワクチン接種者に対する免疫回避性が高いとされ、1月に初めて確認された。
カリフォルニア州では「ニンブス」が4月17日にスタンフォード大学の臨床ウイルス学研究所によって確認され、州内での割合は急速に増加している。特にCOVID-19の陽性サンプルからの割合が増加しており、州衛生当局はゲノム解析や廃水監視により追跡を続けているが、入院率は低い状態を維持している。
新しいサブバリアントは「剃刀の刃のような喉の痛み」を引き起こすことで知られているが、これは以前からあるCOVID-19の症状の一部である。専門家は、高齢者や免疫抑制状態の人々が特に注意を払うべきであり、接種可能であればワクチンを更新することが推奨されているとしている。
New ‘razor blade throat’ COVID subvariant spreading in California