2008年の12月3日、午後5時半頃にサンノゼの路上を徒歩で帰宅途中だった18歳の女性が、通りかかったパトロール中の警察官(41)に職務質問を受けた後、両手をパトカーの屋根に置き足を開くように命ぜられた上で股間や胸などを触られたとして警察官を訴えた事件の裁判で、双方の主張が大きく食い違っている。
警察官によれば、職務質問を行ったのはギャング関連の事件の多い地域で、女性がパトカーを見て何かを隠したように見えたため、パトカーをUターンさせてドラッグなどを隠し持っていないかを確認したという。また、職務質問を行う際には本部への事前連絡が義務付けられているが、これを怠ったことについては久しぶりのパトロールのために忘れていたと弁解。
これに対して女性は通訳を通じて、警察官が「ウソをついたり抵抗すると逮捕する」と脅し、着用していたキャミソールの中に手を入れて直接胸に触るなど不必要なボディーチェックを続けた後、女性が拒否したにも関わらず、家まで送るとしつこく誘って女性をパトカーに乗車させたとしている。元警察官はパトカーで市民を連行することについても、本部に報告の義務があることを忘れていたと主張している。
このような裁判では、陪審員の男女構成が判決に影響することが多いが、今回は12人中5人が女性だったが、当日になり女性陪審員の一人が病欠したため、補欠の男性が入り、8対4となった。
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