連邦判事団は、カリフォルニア州の連邦下院選挙区割り案(プロポジション50に基づく)について、共和党からの差し止め請求を却下し、現行の区割りを維持する判断を示した。この決定は、今後の選挙で民主党に有利に働くよう再編成された区割りに対するものであり、重要な判決として位置づけられる。共和党はこれを受け、直ちに連邦最高裁に対し緊急差し止め命令を求める方針を表明した。
今回の訴訟では、共和党が、新区割り案がラテン系有権者を優遇する人種差別的なゲリマンダーリングであると主張していた。しかし、3人の連邦判事団は2対1の多数決で請求を却下。判事ジョセフィン・スタトンは、原告側が人種差別的なゲリマンダーリングがあったことを示す証拠を提出できなかったと結論付けた。一方、反対票を投じた判事ケネス・リーは、カリフォルニア州が「不法な道」を辿るのを阻止すべきだったと異議を唱えた。この区割りは、テキサス州が共和党に有利な区割りを導入したことへの対応として、カリフォルニア州の民主党主導で推進され、有権者によって承認された経緯がある。
カリフォルニア州のロブ・ボンタ司法長官(民主党)は判決を歓迎し、プロポジション50に基づく区割りの合法性に自信を示した。一方、訴訟を起こした共和党のデビッド・トニー・ロペス州議会議員は、この2対1の決定は完全な却下ではないとし、最高裁での「公正な裁き」を求め、徹底的に戦う姿勢を示した。専門家によると、独立した市民委員会によって策定された現行の区割りにより、連邦議会に派遣されるカリフォルニア州の共和党議員数は現在の9人から4人に減少する可能性があるという。共和党は来月までの決着を望んでいるが、3月初旬の立候補届け出締め切りが最高裁の判断をどの程度加速させるかは不明である。




