1億ドルをかけたミレニアムタワーの傾き補正工事、最終フェーズへ

サンフランシスコのミレニアムタワーが最上部で約29インチ(73センチメートル)傾いている問題で2021年に始まった補正工事の最終段階がスタートした。ただし、この工事はこれ以上傾くのを防ぐことが第一の目的であり、傾きを直すことはあくまで副産物で今回の工事でも戻るのは4.5インチ程度。20インチ以上の傾きは治らないままになる。タワーの上部に住む住人は床に転がしたビー玉が傾きで反対側に戻ってくる様子をビデオ撮影しSNSに投稿しているが、この状態が改善することはなさそうだ。

Millennium Tower Fix to Reverse About Half the Tilting Triggered During Project, Model Predicts – NBC Bay Area