マーキュリーニュースのCopyCampに参加してきた

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サンノゼのマーキュリーニュース本社で開かれた、CopyCampに参加してきました。CopyCampは今回が初めての企画で、ソフトウエア業界のFooCampやBarCampのような参加者全員がパネルとなるオープンなディスカッションの場をジャーナリズムでもできないかという試みです。参加したのは、こちらのリストにあるメンバープラスアルファの約40名。6年間地方版をやっている編集長としては普段お世話になっている、マーキュリーニュースのEditorやReporterのみなさんに会えるだけでも感激なのに、午前10時から午後2時までみっちりディスカッションで意見を交換することができ、非常に有意義な一日でした。
これといったテーマは絞らずに、ディスカッションの中から自然と生まれてきたテーマについて、小さなグループに分かれて、突っ込んだ議論を交わした後、また大グループに戻ってその結果を報告、全員で語り合うといった段取りで進められ、色々なバッググラウンドから集まった人が、建設的に意見をぶつけ合い、会議が終わる頃には、地元紙としてのマーキュリーニュースのこれから向かうべき方向性について、形が見えてきました。
私の参加したグループでは、多くの人種の交じり合うこの地域で、いかに新聞が偏り無く各コミュニティーの/に記事を伝えてゆくか、どういった形で読者と新聞の双方向の情報交換、読者同士の横の情報交換の場を提供できるのか、するべきなのか、について話合いました。結果として、ブログやフォーラムなどネットの活用がやはり欠かせないものの、読者のなかには印刷された誌面だけを見る人も多く、ネットで吸い上げた情報をどう、印刷誌面に反映してゆくかなども検討が必要などと意見しました。
また、同じ国の出身者でも、ビザ滞在、永住、市民権など滞在ステータスによって、生活や興味の対象が大きく異なる場合もあり、ナショナリティーでコミュニティをひとくくりにするのは正しく無い場合もあることなどについては、インドや中国など他の国でも同様であることを確認しました。
最後には、必ずフォローアップも兼ねて近々第二回を開催しようということでお開きになりましたが、こうして読者やコミュニティの声を生で聞くために土曜日のオフィスを開放するマーキュリーニュース社員の皆さん、そしてShort Noticeであったにも関わらず貴重な週末をつぶして地域の新聞のために集まる人達がいて、150年以上続くマーキュリーニュースが成り立っているのを実感した一日でした。
[写真右で机に座っているのが、交通情報コラムのゲイリー・リチャード氏です。]

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