サンフランシスコの名物ともいえる午前中の霧が気候変動の影響でなくなりつつあることがUCバークレーの科学者の研究で明らかになった。研究によれば過去70年の霧の記録と気温の記録から、霧が33%も減少していて、その傾向は今後も続くとみられる。サンフランシスコの霧は、都市からの熱せられた空気が上昇して低圧帯を作り、太平洋上空から冷たい霧のような空気を吸い込むことで発生するが、沿岸部が内陸部よりわずかに温暖化のスピードが速いことが減少の原因となっている。
SF fog is disappearing from climate change