ハーフムーンベイ銃撃事件、犯行のきっかけは100ドル

7人が銃で撃たれ死亡したハーフムーンベイのマッシュルーム農場での銃撃事件で、犯行当日の容疑者Zhao Chunliの足取りと犯行のきっかけが明らかになった。同僚の証言によれば、Zhaoは農場の経営者からZhaoが破損したフォークリフトの修理代として100ドルを請求された。しかし、Zhaoはフォークリフトには同僚の一人が意図的にブルドーザーで突っ込んできたために破損したもので、Zhaoの責任ではないと主張。しかし主張は受け入れられず、100ドルを支払うよう命じてマネージャーはその場を去った。

不当な扱いに怒りを覚えたZhaoは昨年購入した9㎜のセミオートマティックピストルGlock-17を持つと、マネージャーを追いかけ抗議。改めての抗議も受け入れられなかったため、ブルドーザーで突っ込んできたとする同僚と、マネージャーを射殺した。その後、同僚の妻に「だんなを殺した、お前も一緒に行け」と射殺。さらに別のトレーラーで寝ていた他の同僚を射殺しその同僚の兄弟にも発砲した。

その後、Zhaoは以前働いていた別の農場に移動すると、そこで過去に彼を不当に扱ったとする従業員2名とアシスタントマネージャー1名をそれぞれ銃で撃って射殺した。

Zhaoはそれからハーフムーンベイの保安官サブステーションに運転して, 逮捕されるまで約2時間駐車場で待機した。車内からは犯行に使われた銃と、妻に向けて書かれた別れのメモが発見された。メモには、中国に住む40歳の娘をよろしくたのむと書かれていた。

Half Moon Bay Mass Shooting Erupted Over $100 Bill: Sources – NBC Bay Area

殺人を正当化することは決してできませんが、ファームワーカーや移民の扱いについての暗い背景が見えてきました。これで光が当たり少しでも改善するきっかけになると良いです。