カリフォルニア州住宅地域局が発表した新しい報告書によると、ベイエリアでは年収10万ドルでも低所得者に分類されることが明らかになった。サンフランシスコ郡、マリン郡、サンマテオ郡では、10万4400ドル以下の単身者が低所得者とみなされる。税金を考慮すると、この給与の手取り額は年間約72,568ドルとなる。サンフランシスコで1ベッドルームのアパートを借りる平均費用が月3,000ドルであることから、所得10万4,400ドルの人は、住居費だけで少なくとも年間3万6,000ドルを費やすことになり、収入の34%以上、手取り収入の49%以上を占めることになる。
この報告書は、ベイエリアの各郡の所得制限を示し、州レベルのプログラムの受給資格を決定している。この報告書で定義されている「低所得者」の給与は驚くほど高い。カリフォルニア州の他の地域は一般的に所得中央値が低いが、ベンチュラ、サンタバーバラ、サンディエゴなど南カリフォルニアのいくつかの郡は、所得中央値がベイエリアと同程度で、低所得者限度額は64,900ドルから82,950ドルである。さらに、カリフォルニア州のいくつかの郡は、中央値で10万ドルを超える所得があるが、低所得者層の基準額はかなり低く、サンタクルーズ郡やモントレー郡などの一部の例外を除いて、5万ドルから6万ドルの範囲にあることが多い。
カウンティ | 一人世帯 | 二人世帯 | 三人世帯 |
アラメダ | 78,550 | 89,750 | 100,950 |
コントラコスタ | 78,550 | 89,750 | 100,950 |
マリーン | 104,400 | 119,300 | 134,200 |
ナパ | 74,700 | 85,400 | 96,050 |
サンフランシスコ | 104,400 | 119,300 | 134,200 |
サンマテオ | 104,400 | 119,300 | 134,200 |
サンタクララ | 96,000 | 109,700 | 123,400 |
ソラノ | 64,050 | 73,200 | 82,350 |
ソノマ | 70,500 | 80,550 | 90,600 |

単純に金額で比較するとびっくりしますが、平均的家賃を何か月分かとか平均的外食何回分かと考えると、平均世帯収入650万円で2DK平均家賃が13万円の世田谷区民のほうが、クパチーノの平均家賃3600ドルで世帯収入11万ドルの夫婦より豊かといえるかもしれません。