BART、無賃乗車の非犯罪化に反対

BART(ベイエリア高速鉄道)理事会は、州全体で無賃乗車を非犯罪化する州法案に反対する決議を行った。現在、BARTの鉄道警察は常習的な無賃乗車を軽犯罪で起訴する裁量権を持っているが、新法が可決されれば、運賃逃れは刑事裁判では扱われなくなる。BART利用者も、このような行為を非犯罪化することが、無賃乗車をはじめとする犯罪行為の増加につながると考え、法案に反対を表明する者もいた。

決議案を支持した理事会メンバーは、この法律はBARTにとって有害であり、特に利用者公共交通機関離れを食い止めようとしている現状では有害であると主張した。彼らは、運賃逃れを軽犯罪として告発する規定がなくなれば、今後利用者の再来はないかもしれないと危惧している。しかし、この法律案の支持者たちは、無賃乗車で実際に軽犯罪に起訴された人はほとんどいないと主張している。

決議に反対した3人の理事の一人であるジャニス・リー会長は、この法律は最終的には可決されないかもしれないと考えている。

少額の万引きの前例を見てもわかるように、非犯罪化を「合法的に無賃乗車が認められた」と異次元解釈する人が出るのは明白。