商工会議所が最近実施した調査によると、ベイエリアは全米で最も通勤コストの高い都市トップ2であることが明らかになった。サンフランシスコが全米で最も通勤にかかる費用が高く、次いでフリーモントが2位となった。サンフランシスコの住民は通勤に年間平均12,650.56ドル、フリーモントの通勤者は年間12,048.32ドルを通勤に支払っている。また、通勤時間ではサンフランシスコとフリーモントの住民は、往復の通勤にそれぞれ1日あたり約58.4分と55.2分を費やしている。これは、両市の時給中央値に基づくと、サンフランシスコでは48.66ドル、フリーモントでは46.34ドルの1日あたりの出費に相当する。
この調査は、ベイエリアの多くの労働者が、高額な通勤費のために賃金のかなりの部分を失っていることを浮き彫りにしている。実際、この調査で明らかになった上位10都市のうち9都市の通勤者は、通勤費によって年間1万ドル以上の賃金を失っており、これは全国平均の年間5,748ドルのほぼ2倍にあたる。ベイエリアの他の都市では、サニーベール(8位$10,354.08)、オークランド(17位, $8,415.01)、サンノゼ(18位, $8,394.62)、ヘイワード(22位, $7,827.61)がランクインした。一方、平均通勤時間が往復で31.6分と最も短い都市はテキサス州ラボックであり、通勤コストが最も手頃な都市はミネソタ州ジャクソンであった。
これらの数字は各都市のフルタイム従業員の賃金中央値と平均通勤時間を考慮する方法を採用した。この情報をもとに、通勤に伴う賃金損失を算出した。この調査では、年間を通じてフルタイムで働く労働者を対象とし、その基準は、年間50~52週間、週35時間以上働く労働者とした。
通勤コストといっても、通勤にかかるガソリン代や電車賃などの交通費ではなく、通勤にかかる時間を地域の賃金にあてはめるといくら分の損失かという話ですね。
2 Bay Area cities have most costly commutes in US: study