第二十九回:twitter

最近注目を浴びているtwitterの社員食堂にお邪魔してきました。

受付

とっつきにくくて、ハマりやすいそのサービスは、未経験の人に説明するのは難しいものの、一度始めるとなかなか止めることができません。編集長も、個人でも地方版(@Chihoubanでも活用させて頂いています。
最近では特に日本でのユーザの伸びが著しいそうで、芸能人から作家、政治家までごぞってtwitterを始めているようです。
有名人のtweetをフォローすることで、これまで見えてこなかった私生活のにおいがするつぶやきを聞くことができて、新たな一面が見えてきたりします。マネージャや編集者というフィルタを通さずにポロッと見えてしまうその一面が必ずしも見たかった側面とは限らないところが又、twitterの面白いところでしょうか。

現在、急成長中のtwitter社の本社はサンフランシスコ市内のビルの2フロアを占有しており、約250人(急成長過ぎて正確な人数がわからないとか)が働いています。エレベータを受付のある6Fで降りると、外見の古臭いビルディングの印象とは対照的に、イマドキのWEB系企業らしいオシャレなオフィスが現れます。オフィスには個室のキュービクルが無く、グループごとに机を並べただけのシンプルなレイアウト。所々にソファやゲームコーナなどがあり、仕事に息詰まることはなさそうです。同じように、広いフロアに机を並べただけのfacebook社では、さすがに社長の個室(ガラス張りですが)はありましたが、twitterでは、創業者であるエヴァンもビズも普通に社員と机を並べて仕事をしているそうです。
個室オフィスが無い代わりに、会議室は大きいものから小さいものまで沢山ありました。各会議室にはtwitterにちなんで、鳥の名前がついており、ドアにその鳥のシルエットのパネルが貼られています。新社員は入社後は鳥の名前を会議室を一致させるに皆苦労するとか。編集長も最近バードウォッチングを始めたのですが、半分くらいしか名前がわかりませんでした。
今回、twitterオフィスを案内してくださったのは、USオフィスに三人いる日本人社員の一人でエンジニアの@niwさんです。@niwさんは、去年twitterに入社し、日本語へのローカライズやグローバライゼーションを担当されています。@niwさんは先日、JTPAのギークサロンでもこの辺の詳しい話しを聞かせてくださいましたので、興味のある方はこちらもどうぞ。
「丹羽善将氏とTwitterのローカリゼーションについて語る」開催レポート – JTPA
一人暮らしの@niwさんにとっては、無料の社員食堂は貴重な栄養源でもあるのですが、たまに「なんじゃこりゃ?」とパスせざるを得ないメニューが出てくることがあるそうで、そういう時には外へでて外食することもあるものの、ほぼ毎日社員食堂を利用されているそうです。メニューはメイン、サラダ、副食の穀類が用意されているものの選択肢はあまりありません。大手の社員食堂であれば、その日の気分によって中華、ハンバーガー、パスタなど選ぶことができるのですが、みんなで並んで同じメニューを取ってゆくところは、学食を思い出させます。とはいっても、創立者がビーガンということもあり、ベジタリアン、ビーガンの人のための選択肢は必ず用意されているそうです。

本日のランチ

今日のメニューはというと、「これはメモしていかないと絶対忘れる」という聞いたことのない料理ばかりだったのですが、家に戻ってiPhoneの写真を見てガックリ。料理の名前の書いてあった札がちゃんと撮影できていませんでした。と、いうわけで今回は正式名はありません。ごめんなさい。チキンのグリルっぽい何かと、キュウリのサラダ、レタスのサラダ、食べたことのなかった穀物、食べたことのなかったパン(?)みたいの。でした。(レポートとは呼べないお粗末さですね。反省)。味の方はとても美味しく、良い意味でその見た目を裏切られました。

がちょーん

twitterの社員食堂はGoogleやfacebook同様に何をいくら食べても無料。冷蔵庫のジュースやドリンクも無料。食後の珈琲も無料。おつまみのお菓子類も無料です。メニューに納得がいかない人には、別のフロアにサンドウィッチバーもあり、好きな具材を選んでサンドウィッチを作る事も可能です。

サンドウィッチバー

お菓子バー

ホットドリンクバー

@niwさんと、早めのランチをスタートしてしばらくすると、食堂には各部署から社員がどんどん集まってきました。我々の座った丸テーブルにも後から相席する別の社員方達が加わり、各国のソーシャルメディアのトレンド等について盛り上がりました。みな、日本でtwitterがfacebookよりユーザ数で優っていることや、なぜ携帯などのコミュニケーションツールが特異な進化をしている日本で、twitterがこうも短期間で広まったかなど興味津々の様子でした。そういえば、和製twitterも一時はたくさんありましたよね。
こうしてランチの時にたまたま隣り合わせた別の部署の社員と、色々な情報交換ができるのも社員食堂の大きなメリットの一つですね。IPO前のグーグルの社員食堂でやたらに細長い机で上下の隔てなく肘をつきあわせてランチを食べていた様子を思い出しました。
日本から引っ越して半年目の@niwさん、徒歩15分のアパートメントからの通勤や、アメリカ生活、twitter社にもいまのことろ満足とのことですが、唯一残念なのがサンフランシスコが意外に寒いこと。今後twitterが大きくなったら、サウスベイに引越もあるんじゃないですか?と聞いてみましたが、創立者の「twitterはサンフランシスコの会社」というこだわりがあるので、難しそうだとのことでした。

本日のランチ

ごちそうさまでした。

DJブース。社内イベントの際にはプロDJが。

ゲームルーム

ゲームルーム

ヨガルーム



前から薄々感づいてはいたのですが、今回、自分の写真のヘタクソさを身にしみて実感しました。
次回からは料理写真の上手い人をアシスタントとして同行したいと思います。我こそはという方は、料理写真のポートフォリオをお送りください。報酬は無料ランチだけですが。
過去の社員食堂レポート:

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