Google, 罠を仕掛けマイクロソフトに検索結果を盗まれていると主張

ライバルの検索エンジンであるマイクロソフトのBingがグーグルの検索結果を無断で流用しているとグーグルが訴えている。グーグルはこの事実を証明するために、わざと存在しない単語と無関係ウエブサイトを結びつけ、グーグルでその単語が検索されると意図的に関連付けられた特定のページが表示されるようにデータベースを仕込んだ。もちろん、そのページには検索語は一度も登場しない。グーグルがこのような罠を100ほど仕掛けてしばらくすると、Bingの検索を使って同じ単語を検索したときに、グーグルが仕込んだページが表示されるようになったという。これは、Bingが検索結果が見つからない時などに、Googleの検索結果を盗用している事実を示している、とグーグルは主張している。これに対して、マイクロソフトでは、Bingはブラウザの履歴を通じて特定の単語を検索したユーザがその後にとった行動も検索結果の参考にしているため、Bingで見つからなかったキーワードをGoogleで検索したユーザが選んだページがBingに記録されたもので意図的な盗用では無い、と反論。ちなみにグーグルが仕掛けた100の罠のうちにBingが引っかかったのは10件以下だった。