AI搭載のデートアプリ「Ditto」がカリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)とカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)で人気を集めている。このアプリは、従来のデートアプリのような「スワイプ」や長時間のチャットを省略し、AIがユーザーのプロフィールを基にマッチング、デートの場所、時間の調整、さらには会話の話題まで提案する仕組みである。
Dittoの共同創設者アレン・ワンとエリック・リウは、2022年にバークレー大学を中退し、学生向けの仮想ペットアプリから発展させた「vibee」を経て、現在のデートアプリに至った。彼らは、伝統的なデートアプリの「スワイプ疲れ」や「気まずい小話」を解消し、AIが最適なパートナーを提案することを目指している。
Dittoは、NetflixのディストピアSFシリーズ「ブラックミラー」のエピソード「Hang the DJ」に触発され、AIがユーザーに1000通りの仮想デートを試し、その中から最適なマッチを導き出す仕組みを謳っている。ユーザーは自身のプロフィールを登録し、AIが提案する相手とデートを行うだけで、面倒な事前調整は必要ない。
現在、UCSDでは学部生の約5分の1がDittoに登録し、バークレー校でも数千人が利用している。Dittoは2025年中に全米の大学へとサービスを拡大する計画を進めている。
Ditto – Tell us your type, we set up the date
The ‘Black Mirror’ of dating apps takes California colleges by storm