Apple Pay、5月16日午前に大規模障害が発生し、米英を中心に決済不能の報告が相次ぐ

Apple Pay

2025年5月16日(金)午前、Appleの決済サービス「Apple Pay」に大規模な障害が発生し、米国および英国を中心に多くのユーザーが決済や送金ができない状況に陥った。Downdetectorによれば、米国では午前9時13分(太平洋時間)に報告件数が約3,000件に達し、ピークを迎えた。

影響を受けたサービスには、Apple Pay、Apple Cash、Apple Card、Apple Walletが含まれ、ユーザーは「アカウントサービスが利用できません」といったエラーメッセージを受け取った。この障害は、UberやLyftなどの配車アプリやオンラインショッピングなど、日常的な取引にも影響を及ぼした。

Appleは当初、公式ステータスページで「すべてのシステムは正常に稼働している」と報告していたが、午前10時14分には問題を認識し、対応を開始した。その後、報告件数は減少し、午前10時28分には222件まで落ち着いた。

この障害は、2025年5月に発生した主要なオンライン決済システムの障害としては、Zelleに続く2件目となる。Appleは、2019年にWells Fargoと提携して独自のクレジットカードを導入するなど、金融サービスの拡充を進めているが、今回の障害はデジタル決済の信頼性に対する懸念を浮き彫りにした

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