医薬品小売大手のCVSは、サンフランシスコのソマ地区、989 Market Streetにある店舗を2月22日に閉鎖すると発表した。同社の広報担当者は、薬局の環境、地域住民の変化、近くにある他の店舗へのアクセスなど、複数の要素を考慮した結果であると説明した。
CVSは閉鎖店舗の従業員に対し、可能な限り他のCVS店舗への異動機会を提供すると述べている。今回の閉鎖は、サンフランシスコにおける同社の店舗閉鎖の最新事例であり、2023年2月にはサニーデール地区の店舗が、2022年後半にはポトレロアベニューの病院に併設された店舗も閉鎖された経緯がある。
これらのCVS店舗閉鎖は、サンフランシスコ全体で続く小売店の撤退傾向の一部である。近年では、Westfield San Francisco CentreからNordstromやCinemarkが撤退したほか、Market StreetのWhole Foodsも一時閉鎖(後に再開)するなど、大規模な小売店の閉鎖が相次いでいる。競合他社のWalgreensも、サンフランシスコ市内で多くの店舗を閉鎖している状況だ。
小売店の閉鎖の背景には、小売店での万引きや組織的な小売犯罪の増加、そしてオンラインショッピングへの消費者の移行など、多岐にわたる要因が指摘されている。サンフランシスコ市監督官のマイク・エンゲルは、市内で続くビジネス流出に関して公聴会を開催し、その状況について議論を深めている。


