ファストフードチェーンのIn-N-Out Burgerは、Glassdoorが発表した第18回年次「Best Places to Work」リスト(2026年版)で全米第2位にランクインした。これは、インディアナ州のCrew Carwashに次ぐ順位である。カリフォルニア州アーバインに本社を置く同社は、カリフォルニア州の企業としては最高評価を得ており、Nvidia(3位)、ServiceNow(7位)、Google(11位)といったシリコンバレーの主要企業を上回った。従業員満足度が高い要因として、給与と企業文化が挙げられ、レビューではサポート体制の整ったリーダーシップと業界内でのキャリア成長が特に強調されている。
従業員満足度の要因
In-N-Out Burgerの評価は4.5(5点満点中)であり、これは同賞18年の歴史の中で最高位の達成となった。同社が高い従業員満足度を獲得した背景には、長期的な満足度を定義するいくつかの「粘着性の属性」がある。一つは「キャリアの確実性」であり、従業員は明確な昇進経路を通じて店長職(6桁の給与が支払われることで知られる)を目指せる。二つ目は「リーダーシップへの信頼」で、リンジー・スナイダーCEOの承認率は92%に達し、データ主導の命令によって士気が低下するテック業界とは対照的に、「人本位」の文化が評価されている。三つ目は「職場でのバランス」で、多くの競合他社が人員を削減する中、In-N-Outはピーク時に「過剰人員」配置を行い、従業員の燃え尽き症候群を防ぎ、円滑な業務運営を確保している。
労働市場の構造変化
In-N-Out Burgerがグーグルやアップルといった世界的なテクノロジー企業を抜き去り、2位を獲得したことは、2026年の労働市場における大きな変化を示唆している。テック分野における「永遠のリストラ」やAIによる不安といった不安定性が認識される中、サービス業界の安定性と明確な昇進機会がより高く評価される傾向が浮き彫りになった。Glassdoorのチーフエコノミストであるダニエル・チャオ氏は、テック業界が雇用を魅力的にしていた要素の一部を削減し、効率性と生産性を厳しく追求していることが、士気低下の主な原因であると指摘している。
カリフォルニア州企業の動向
Glassdoorのリストによると、カリフォルニア州に本社を置く企業は依然として高い存在感を示しているが、シリコンバレーからの全体的な代表数は減少している。トップ100企業のうち、カリフォルニア州に本社を置く企業はIn-N-Out Burger(2位)を筆頭にNVIDIA(3位)、ServiceNow(7位)、Google(11位)など13社がランクインした。サンフランシスコ・ベイエリアの企業はトップ100に13社がランクインしたが、これは2025年の23社から大幅な減少となっている。全体として、テック業界がトップ100に占める割合は24社であり、2024年の31社から着実に減少している。
出典: ktvu.com: In-N-Out Burger beats Google, Apple as California's top employer for 2026: report


