Meta、Reality Labs部門で100人以上をレイオフ—VR・AR事業の再構築を加速

Meta

Meta(旧Facebook)は2025年4月、同社の仮想現実(VR)・拡張現実(AR)部門であるReality Labsにおいて、100人以上の従業員をレイオフした。 対象となったのは、Oculus Studios(Questヘッドセット向けのゲーム開発部門)や、VRフィットネスアプリ「Supernatural」の開発チーム、およびハードウェア関連のスタッフである。 ​

Metaは、これらの人員削減が「将来のミックスドリアリティ体験の効率的な開発」を目的としており、既存のコンテンツ提供には影響を与えないと説明している。 Supernaturalのチームは、Facebookグループで「一部の優秀なチームメンバーを失った」と述べ、今後は週あたりのワークアウト提供数が減少する可能性を示唆した。 ​

Reality Labsは、2024年第4四半期に約50億ドルの損失を計上し、2020年以降の累積損失は600億ドルを超えている。 Metaは2025年2月にも、全従業員の5%に相当する約3,600人のパフォーマンスベースのレイオフを実施しており、その中にはReality Labsの従業員約560人も含まれていた。 ​

今回のレイオフは、Metaがミックスドリアリティ分野への投資を継続しつつ、組織の効率化と収益性の向上を図る中での動きである。 同社は、QuestヘッドセットやSupernaturalなどの製品とコミュニティへのコミットメントを維持しながら、事業構造の再編を進めている。​

Meta reality lab layoffs impact unspecified number of employees

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