VTA労組の控訴棄却、ストライキ終了命令が確定

サンタクララ郡の公共交通機関であるVTA(Santa Clara Valley Transportation Authority)の労働組合、ATUローカル265が提起した控訴が、カリフォルニア州控訴裁判所によって棄却された。​これにより、3月26日に下されたストライキ終了命令が確定し、労働者は職場復帰を余儀なくされることとなった。​NBC Bay Area

ATUローカル265は、3月10日から26日までの17日間にわたり、賃上げや紛争解決手続きの改善を求めてストライキを実施していた。​VTAは、このストライキが契約違反であるとして訴訟を提起し、サンタクララ郡上級裁判所のダニエル・ニシガヤ判事がストライキの終了を命じていた。​

控訴裁判所の判断により、VTAは「顧客へのサービスを継続できる」との声明を発表し、ATUとの新たな契約締結に向けた交渉の再開を期待している。​一方、ATUローカル265のラジ・シン会長は、裁判所の命令により交渉力を失ったと述べており、今後の交渉の行方が注目される。​

この裁判所の決定は、サウスベイ地域の公共交通機関の運行再開を可能にする一方で、労使間の緊張が続くことを示唆している。

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