トランプ政権がカリフォルニア大学に対して差別への対応を理由に連邦資金を即時に削減することはできないと、米連邦地裁のリタ・リン裁判官が暫定的差止命令を出した。これにより同大学への資金凍結は取り消されることとなった。

トランプ政権は、多くの大学が人種的な好意を利用しているとして市民権調査を行っており、特にカリフォルニア大学を対象としていた。リン裁判官は、これが第一修正および第十修正に違反する脅迫的および報復的行為であると述べた。

UCLAに対しては、反ユダヤ主義が許容されているとの理由で12億ドルの罰金が課されていたが、これも今回の判断で無効とされた。カリフォルニア大学と政権は和解交渉中であり、本件訴訟の当事者ではない。

出典：Judge bars Trump from immediately cutting funding to the University of California