ペタルマ市の象徴的なネオン看板、「レストラン」と「ハッチェリー」の文字を持つヒヨコの看板が老朽化し、市民の手で修復されることとなった。ペタルマはかつて「世界の卵の首都」として知られ、多くの孵卵場が存在した歴史がある。この看板は、1927年に建てられたポールマン孵卵場のもので、30年代に追加されたとされる。

看板はかつて「ベイビーチックス」と書かれていたが、1970年代の修復で「レストラン」に変更された。現地の歴史家キャサリン・ラインハートによれば、「ハッチェリー」部分は後に追加され、今回の修復では「ベイビーチックス」に戻される予定である。市民団体「ペタルマ・サインズ・プロジェクト」が看板の修復資金として2万2千ドルを目標にクラウドファンディングを開始し、地元の店舗も協力して資金集めを行っている。

建物を所有するマミー・ストロング氏は、建物の維持費が高額であるため、看板の修復に対し地域社会の支援に感謝している。看板はペタルマの歴史を象徴するもので、多くの市民にとって重要なランドマークとなっている。

出典：Effort underway in Petaluma to restore famous hatchery sign