センサスの統計を元にしたPublic Policy Institute of Californiaの調査で、2010〜2011年に他国からカリフォルニアに移民した人の数と割合の両方でアジア系移民が中南米系の移民を大きく上回っていたことが分かった。この時期にアジアから移民した人は16万人で移民全体の57%となったのに対して、中南米からの移民は6万人弱で22%だった。この比率は2004年にはアジア系が36%、中南米系が48%で逆転現象が起きている。特に減少しているのはメキシコからの移民で2004年には11万人だったが2011年には4万2千人まで減少した。こうした逆転現象の理由は雇用が単純労働から技術・専門職に移っていることが原因と見られ、より教育水準の高いアジア系移民が増加した原因と考えられる。