サンフランシスコ市長ダニエル・ルーリーは、市の薬物危機に対処するための新たな計画を発表した。この計画では、新しい酔い覚ましセンターを設立し、薬物を使用する人々を路上から救出し、治療を受けさせることを目指している。昨年、市内で薬物過剰摂取により600名以上が死亡したことを契機に、これまで刑務所か緊急医療でしか対応できなかった状況を改善しようとしている。

新しいセンターは治安部が監督し、当初は16から25名を収容可能とし、最大23時間の滞在が可能である。市内の他の酔い覚ましセンターや危機安定化センターはすべて任意参加であるが、今回の計画は路上で薬物を使用している人々を保護し、治療を受けさせることを強制的に行うものである。

現時点では、サンフランシスコ市には複数の酔い覚ましセンターが存在するが、新たなアプローチを通じて、市内の薬物問題の解決に向けた取り組みを強化する方針である。このセンターは来年の春に開所予定であり、解放後は長期治療への誘導を行うとしている。拘束された個人に対しては、起訴を行わない方針であると確認されている。

出典：SF mayor unveils plan to arrest, treat drug users and open up new sobering center