アメリカ国内の複数の空港が、ホームランドセキュリティ長官であるクリスティ・ノーム氏のビデオを放映しない方針を示した。このビデオは、TSAのトッププライオリティは旅行の快適さと安全を確保することと述べつつ、政府閉鎖とそれによる旅行の遅延について民主党を非難している。オークランド、サンフランシスコ、サンノゼのベイエリアの3空港は、このビデオが政治活動禁止の規則に違反するため放映しないとしている。

ラスベガス、シャーロット、アトランタ、フェニックス、シアトルの空港もビデオを流さない予定である。専門家の一部は、連邦政府の職員による特定の政治活動を制限する1939年のハッチ法に違反する可能性があると指摘している。多くの空港では公共の施設が政治や宗教の主張に使われることを避けるため、ビデオを拒否するとの声明を出している。

ニューヨーク州のウエストチェスター郡のエグゼクティブは、ビデオを放映しないと述べ、政府高官の期待される価値観に反しているとした。ビデオは不安を煽るものであり、安定性や協力体制を重視するべき時に公の信頼を損なっているとして批判している。

出典：3 Bay Area airports refuse to show new Kristi Noem video blaming Democrats for shutdown