上院、TSAなどDHS一部機関の資金を承認
上院は金曜日の早朝、全会一致で運輸保安庁(TSA)を含む国土安全保障省(DHS)の主要機関に資金を提供する提案に合意した。この深夜の合意には、移民税関執行局(ICE)と国境警備隊への資金は含まれていない。交渉担当者が、1月にミネアポリスで連邦移民当局職員がデモ参加者2人を射殺した事件を受けて民主党が求めていた改革について合意できなかったためである。この合意は数ヶ月にわたる停滞した交渉の末、議員が2週間の休会に入る直前、空港でのTSAの長時間の待ち時間が行動への大きな圧力をかける中で迅速にまとまった。上院は金曜日の早朝、TSA、沿岸警備隊、連邦緊急事態管理庁、サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁、国境検問所の税関職員への資金提供案について、全会一致での承認を求めるホットライン要請を議員に送った。異議がなかったため、上院多数党院内総務のジョン・スーンは、40日以上停滞していた資金調達を全会一致で承認する動きを示した。
交渉の経緯と双方の主張
上院共和党院内総務のジョン・スーンは、当初、共和党がDHS全体への資金提供を目指していたため、民主党が今月複数回行ったTSAなど一部機関への資金提供を求める全会一致の要求を毎回拒否していたと述べた。しかし、民主党がICEに対する共和党の改革を受け入れないことが明らかになったため、彼らは戦略を転換したと説明した。スーンは、民主党の支持層がICEへの資金提供を拒否するよう要求していたとの見解を示した。一方、上院民主党院内総務のチャック・シューマーは上院で勝利を宣言し、民主党は「ドナルド・トランプの無法で致命的な民兵組織」に真剣な改革なしにさらなる資金を与えることに断固として反対し続けたと語った。
トランプ大統領の介入と合意への影響
上院の迅速な合意は、木曜日の午後、共和党がDHS全体を再開する合意案について、中道派のジョン・フェッターマン上院議員に加えさらに6人の民主党議員を説得できないと認めた後に実現した。交渉は、ドナルド・トランプ大統領がICEの執行および排除活動への資金提供を年次国土安全保障歳出法案から分離し、ICEの残りと税関国境警備局に資金を提供するという提案を支持したことで決裂していた。トランプ大統領は木曜日の夜、全米の空港でTSAの待ち時間が長時間に及ぶ中、TSA職員に緊急措置として賃金を支払うと発表した。この大統領令が、通常の歳出プロセスを通じてTSAと他の機関に資金を提供する合意を最終的に導いた。上院歳出委員長のスーザン・コリンズは、ホワイトハウス予算局と協力して、数ヶ月分のTSA職員の給与を賄うために利用できる未使用の資金源を特定した。
今後の見通しと議会の動き
この資金調達案は上院で承認されたが、金曜日に召集される下院での承認が必要であり、下院議長のマイク・ジョンソンが週末の2週間のイースター休会前に可決できるか疑問が残る。また、法案が成立するにはドナルド・トランプ大統領の署名も必要となる。週初め、共和党はICE予算の一部を約54億ドル削減し、国土安全保障省を再開する超党派の合意に達する可能性があると考えていた。その計画では、ICEの年間歳出予算1000万ドルの半分以上にあたる約54億ドルを削減する予定であったが、民主党は政権が人員を移民執行活動に転用する可能性を懸念していた。トランプの強い同盟者であるマイク・リー上院議員は休会をキャンセルし、DHS全体に資金を供給する法案の作業を続けるよう促したが、上院議員はその要求を無視し、4月13日に通常会期で再召集する計画で休会に入った。
出典: kron4.com: Senate agrees to fund TSA and most of DHS, but not ICE



