日系アメリカ人団体は、第二次世界大戦中に日本人の抑留に使用されたことのあるテキサス州のフォート・ブリスに新しく建設される移民収容施設を批判している。この移民・税関執行局(ICE)収容施設は、完成後には最大で5,000人を収容可能となり、アメリカ歴史上最大の連邦収容所となる予定である。しかし、この施設はかつて敵性外国人と見なされた人々が抑留された場所であり、暗い過去を想起させるものとして批判されている。
アメリカ市民自由連合(ACLU)などは、この施設の設立を人権の観点から「もう一つの恥ずべき歴史」と批判しているが、国土安全保障省は「不法移民収容施設と戦時中の収容所の比較は誤りである」としている。実際、収容されている人々の多くは犯罪歴のない者であることが判明している。
フォート・ブリスは以前、移民の子供たちを収容する施設としても機能していたことがあり、当時の運営状況についても多くの問題が指摘されていた。現在の収容施設の急速な展開は、アメリカが過去の移民や日系アメリカ人の扱いから学んでいない証拠であると批判されている。多くの日系アメリカ人は、人種差別やプロパガンダを理由に市民権を軽視しないよう、政府に訴えている。
