2026年にアメリカ、カナダ、メキシコの3か国共催で開催されるFIFAワールドカップに向けて、ベイエリアではサンタクララのLevi’sスタジアムが公式会場の一つとして選ばれており、8試合の開催が予定されている。この大会は、史上最大規模となる48チーム制で行われ、ベイエリアはその中で重要な役割を担う。
チケットの入手方法について
2026年FIFAワールドカップのチケットを入手する第一歩は、チケット販売開始の通知を受け取る準備をすることである。そのためには、FIFAの公式サイト(FIFA.com)でアカウントを作成し、販売情報の通知を受け取る設定を行う必要がある。FIFAは唯一の公式チケット販売元であり、リセールチケット(二次販売)でさえもFIFAのプラットフォームを通じてのみ取り扱われる。
チケット販売はフェーズ(段階)ごとに実施される見込みである:
- フェーズ1(抽選):最初の販売はランダム抽選形式で行われ、事前に登録した全員が平等な確率で座席を獲得できる仕組みとなる。抽選は**2025年秋(9月〜10月頃)**に実施される可能性があり、Levi’sスタジアムでの試合に、対戦カードが未定のまま申し込むこともあり得る。
- フェーズ2(先着順):2025年12月のグループステージ組み合わせ抽選会の後、対戦カードと会場が決定すると、すぐに新たなチケット販売が開始される見込みで、このときは先着順での販売となる。
- フェーズ3(再抽選):フェーズ2で入手できなかった場合、残席があれば追加のランダム抽選が実施される可能性がある。
- フェーズ4(最終先着販売):最終段階として、残席がある限り先着順で販売が行われる。
チケット価格について
2022年カタール大会では、チケット価格はシンプルな体系となっており、たとえばグループステージの安価な座席は約70ドル、決勝戦の最高ランクの座席は約1,600ドルで販売されていた。その他にも多数の価格帯が存在し、さらに高級ホスピタリティパッケージなども提供され、価格はそれを大きく上回るケースもあった。
2026年大会の詳細価格はまだ発表されていないが、FIFAがダイナミックプライシング(需要に応じて価格が変動する方式)を初めて導入する可能性があると報じられている。これは米国内のスポーツイベントでは一般的だが、国際的にはまだ広く浸透していない手法である。
その結果として、2026年大会は過去最大の規模になると同時に、観戦者の出費も最大になる可能性があると記事は指摘している。
Bay Area Host Committeeの責任者であるPat Gallagher氏は、2026年のワールドカップは「これまでにサンフランシスコ・ベイエリアで開催された中で最も大きなイベントになる」と語っており、試合のみならず、世界中から訪れるファンによる地域経済への貢献にも大きな期待を寄せている。
大会開催に向け、ベイエリア各地では交通、宿泊、観光、セキュリティといった多方面での準備が進められており、主な焦点は以下の通りである:
- アクセス面の改善:Levi’sスタジアムへの交通手段として、サンノゼ国際空港やベイエリアの公共交通機関の活用が見込まれており、地元自治体や交通当局は移動手段の利便性を高める計画を進めている。
- 安全対策:湾岸地域はこれまでにも大規模イベントを成功させてきた実績があるが、国際イベントであるワールドカップにおいては、連邦・州・地方の警察機関や関係機関の連携がこれまで以上に重要視されている。
- ファン向けイベント:試合会場以外にも、サンフランシスコをはじめとした複数の都市でファンフェスティバルやパブリックビューイングなどが開催される予定であり、地域住民や観光客が一体となって大会を楽しめる環境が整備される。
- 経済的影響:Levi’sスタジアムのあるサンタクララ市やサンノゼ市では、観光客の増加による宿泊・飲食業への波及効果に期待が寄せられており、地元経済にとって大きな活性化の機会とされている。
また、Gallagher氏は、現在もFIFA側と詳細調整が進行中であることを明かしつつ、会場の整備や地域住民への情報提供も含め、あらゆる面で準備が加速していると述べた。
ワールドカップまで残り約1年となる中、ベイエリアは世界のサッカーファンを迎える準備を着実に進めており、地域全体が世界的な舞台で脚光を浴びることとなる。
出典:2026 World Cup soccer coming to the Bay Area: Here’s what to know
